「呉高専って頭いい?うちの子でも狙える?」
「偏差値はどのくらい必要?」
「内申点はどこまで取ればいいんだろう…」
志望校を考え始めると、
こういう疑問が次々わいてきますよね。
結論から言うと、
呉高専(呉工業高等専門学校)の偏差値は64前後。
広島県内でも上位に入る難易度で、
全国の高専平均(62前後)より高い水準です。
この記事では、
呉高専の偏差値・入試制度・倍率・内申点の目安・合格への勉強法・高専のデメリットまで、
まとめて正直にお話しします。
ゴリ私は高専の機械工学科を出て、
大手メーカーで10年以上働いています。
高専OBとして、リアルな体験をお伝えしますね!
記載に誤りがあれば、
コメントで教えていただけると助かります。
「高専入試って高校入試と何が違うの?」
中学卒業後に
「高専を選ぶ人」はまだまだ少数派です。
仲間はいないし、参考書は少ないし…。
「学校や塾の先生ですらわかってない」
というのもあるあるです。
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高専受験に特化した数少ない専門塾です。
2026年度の高専合格者は273名。
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呉高専の基本情報
| 正式名称 | 呉工業高等専門学校 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県呉市 |
| 区分 | 国立 |
| 設立年 | 1964年 |
| 学科 | 4学科 |
| 定員 | 各40名(計160名) |
| 修業年限 | 5年(+専攻科2年) |
| 5年間の学費目安 | 約126万円(授業料234,600円×5年+入学料) ※寮費等は別 |
学費は国立高専共通の授業料・入学料から算出した目安。
(出典:国立高等専門学校機構の授業料・入学料)
呉高専は広島県呉市にある国立高専です。
造船・鉄鋼・自動車といった産業が集まる工業都市にあります。
1964年の開校以来、
多くのエンジニアを送り出してきました。
そもそも「高専」とは、
中学卒業後に5年間かけて専門技術を学ぶ学校のことです。
普通高校3年+大学2年を、
一気通貫で学ぶイメージだと思ってください。
呉高専の偏差値はどのくらい?
学科別の偏差値(目安)
| 学科 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 機械工学科 | 64 |
| 電気情報工学科 | 64 |
| 環境都市工学科 | 64 |
| 建築学科 | 64 |
偏差値はサイトや年度で前後します。
呉高専は4学科すべてが偏差値64。
学科による大きな差はなさそうです。



「どの学科でも難易度はほぼ同じ」
と考えてよさそうですね
近隣の高校・高専との比較
| 学校名 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 修道高校 | 69 |
| 広島高校 | 67 |
| 呉高専(全学科) | 64 |
| 呉三津田高校 | 64 |
学校選びの参考値としてご覧ください。
偏差値64は、
広島県内の進学校と肩を並べるレベルです。
ただし、
高専は偏差値だけで選ぶ学校ではありません。
「専門を早く学びたいか」
「その分野に興味があるか」
この相性のほうが大事です。
偏差値はあくまで合格に必要な学力の目安。
そのくらいに捉えておくのがおすすめです。
入試の種類と配点
呉高専の入試は、
「推薦選抜」と「学力選抜(一般入試)」の2種類。
各学科とも、
定員の約半分(50%程度)が推薦枠です。
推薦選抜
| 項目 | 配点 |
|---|---|
| 調査書(内申点) | 270点 |
| 面接 | 135点 |
| 合計 | 405点満点 |
最新の募集要項を必ずご確認ください。
推薦選抜には、
「一般推薦」と「特別推薦」があります。
どちらも学力検査(当日のテスト)はありません。
調査書と面接で合否が決まります。
一般推薦の条件は、
「学業成績が優秀で、調査書の各記録が良好であること」。
学力検査がないぶん志願者は集まりやすく、
倍率は例年2〜3倍ほどになります。
特別推薦の条件は、
9教科の評定合計が114以上(平均4.2以上)+優れた実績が必要です。
条件が高いぶん志願者は各学科で5名前後。
ほぼ全員が合格しています。
学力選抜(一般入試)
| 項目 | 配点 |
|---|---|
| 学力検査(5教科) | 500点 |
| 調査書(内申点) | 405点 |
| 合計 | 905点満点 |
最新の募集要項でご確認ください。
学力検査の5教科の配点は、
国語・数学・英語・理科・社会の各100点です。
注目したいのは、
当日点(500点)と内申点(405点)の比率。
おおよそ55:45です。
つまり、
内申点が合否の約45%を占めます。
当日のテストが同じ点でも、内申で差がつくということ。
だから「当日がんばればなんとかなる」
が意外と通用しにくいんです。
中1の頃からもう勝負は始まっている。
そう思っておくべきです。
内申点・倍率の目安
ここでいう「内申点」とは、
通知表の評定(5段階)を点数にしたものです。
内申点の目安
| 選抜区分 | 内申点の目安 |
|---|---|
| 特別推薦 | 9教科 合計114以上 (平均4.2以上)+優れた実績 |
| 学力選抜 | 9教科 平均3.8〜4.0以上 |
学力選抜は合格者の傾向から見た非公式の目安です。
ざっくり言うと、
オール4前後を取れていれば、まず土俵に乗れる
そんなイメージです。
入試倍率
入試倍率は、
呉高専が公表している直近(令和7年度)のデータがあります。
| 学科 | 一般推薦 | 学力検査 |
|---|---|---|
| 機械工学科 | 2.6倍 | 1.7倍 |
| 電気情報工学科 | 1.8倍 | 1.5倍 |
| 環境都市工学科 | 2.2倍 | 1.6倍 |
| 建築学科 | 2.4倍 | 1.5倍 |
倍率=志願者数÷合格者数。
ならしてみると、
一般推薦は2倍前後〜3倍近く、学力検査は1.5倍前後です。
過去3年でも、
人気の機械工学科や建築学科は推薦で3倍を超える年もありました。
決して油断できる数字ではありません。
内申と当日点の両方を、
コツコツ積み上げることが効いてきます。
令和9年度の入試日程
令和9年度(2027年4月入学)の日程は、
すでに学校から公表されています。
| 区分 | WEB出願 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦選抜 | R8.12/14〜 R9.1/8 | R9.1/16(土) | R9.1/27(水) |
| 学力選抜 | R9.1/25〜 R9.2/3 | R9.2/14(日) | R9.2/26(金) |
詳細な要項は令和9年度の募集要項公表後にご確認ください。
推薦は1月、
学力選抜は2月が本番です。
ここから逆算すると、
中3の夏〜秋には過去問演習に入っておきたいところ。
「まだ先」と思っているうちに、
本番はあっという間にやってきます。
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呉高専が求める人物像(アドミッションポリシー)
呉高専はどんな人に来てほしいのか。
それがわかるのが
アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)です。
本科では、次の3つが挙げられています。
- 確かな基礎学力を持ち、ものづくりに興味のある人
- 主体的かつ積極的に行動できる人
- コミュニケーション力のある人
【出典】呉高専「令和8年度 入学者募集要項」
ポイントは、
学力だけを求めているわけではないこと。
「ものづくりへの興味」
「自分から動く姿勢」
「人と関わる力」
とくに推薦選抜は面接が135点と大きいです。
志望理由や自己PRを、
この3つに沿って準備しておくと伝わりやすいです。
「なぜ普通高校ではなく高専なのか」
「入って何を作りたいのか」
ここを自分の言葉で話せるようになりましょう。
合格するための勉強法
ここからは、
合格までの流れを4つのステップに分けて紹介します。
内申点を固める(中1〜中3前半)
- 定期テストは9教科すべて80点以上を目標に
- 授業態度・提出物も評価対象だと意識する
- 苦手科目は中1のうちに潰しておく
先ほども書いたとおり、
高専入試は内申点の比率が高め。
だから「中3になってから本気を出す」では、
正直もったいないです。



中1・中2の積み重ねが
そのまま武器になりますからね。
5教科の基礎力を完成させる(中3前半)
呉高専の学力検査は、
全国の国立高専で共通の入試問題です。
中学校の学習指導要領に沿った内容ですが、
思考力・応用力を問う問題もしっかり混ぜてきます。



私が受けたときも、
「教科書レベルの暗記」だけでは到底太刀打ちできませんでした。
基礎ができるのは当たりまえ。
基礎を固めたうえで、
応用への橋渡しを意識すると伸びやすいです。
| 教科 | 対策ポイント |
|---|---|
| 数学 | 関数・図形・確率を重点的に。 計算ミスを徹底的に減らす |
| 英語 | 長文読解・英作文。 中学文法の完全習得が前提 |
| 理科 | 物理・化学の計算問題に慣れておく |
| 国語 | 論説文の読解スピードを上げる |
| 社会 | 地理・歴史・公民をまんべんなく |
過去問演習(中3夏〜秋)
- 過去問(最低5年分)を、時間を計って解く
- 間違えた問題は必ず解き直す
- 「なぜ間違えたか」まで分析する
- 目標は5教科合計で350点以上(70%以上)
過去問は「解いて終わり」ではありません。
間違いノートを作って
「ミスの種類」を分析しましょう。
同じパターンのミスがぐっと減ります。
地味ですが、これが一番効きますから。
模試で実力を確認する(中3秋〜冬)
偏差値64相当の実力があるかどうかを、
広島県内の模試で定期的にチェックしましょう。
大事なのは、結果に一喜一憂することより、
弱点科目を見つけて補強すること。
模試はそのための健康診断だと思ってください。
オススメは「高専模試」。
「高専を目指すなら必須の模試」といってもいいでしょう。
学科の特徴と卒業後の進路
機械工学科
機械の設計・製造・制御を学ぶ学科です。
CAD/CAMや材料力学、熱力学など、
ものづくりの根幹になる知識を身につけます。
私も機械工学科の出身で、
ここで学んだことが今のエンジニア人生の土台になっています。
電気情報工学科
電気回路・電子工学・情報処理・プログラミングを横断的に学びます。
IoTや組込みシステム開発など、
いまの産業に直結するスキルが身につく学科です。
環境都市工学科
土木・環境分野を学ぶ学科。
インフラ整備・防災・環境保全など、
社会の土台を支えるエンジニアを目指します。
建築学科
建築設計・構造・施工を学びます。
製図や模型制作など実践的な演習が充実していて、
建築士資格の取得につながる道も開けています。
就職実績
- 就職率は100%(令和7年度)
- 求人倍率は約31倍前後(令和7年度)
- 主な就職先:マツダ・三菱重工業・中国電力・大成建設・デンソーエレクトロニクスなど
【出典】呉高専「令和7年度 卒業者・修了者進路」
就職先の企業名は代表例です。
最新の実績は学校公表データでご確認ください。
「求人倍率31倍」と言われても、
ピンとこないかもしれません。
かんたんに言うと、
学生1人に対して、約31社が「うちに来てほしい」と手を挙げている状態です。



正直、就活のときに求人倍率なんて意識はしませんがね。
大人になってからそのすごさに気づきます(笑)
求人一覧って「あいうえお順」に並んでいるので、
一番上から有名企業を選びがちなのは高専あるあるかも(笑)
大学編入・専攻科
「高専=就職一択」と思われがちですが、
実は進学ルートもしっかり用意されています。
主な進路は、
「専攻科」と「大学編入」の2つ。
- 専攻科:高専卒業後さらに2年学べるコース
- 大学編入:大学の2〜3年次から入れる進路
令和7年度は、
卒業生のうち大学編入が59名、専攻科進学が29名でした。
令和7年度の主な編入先は、
次のような大学です。
- 呉高専 専攻科(29名)
- 豊橋技術科学大学(11名)
- 長岡技術科学大学(4名)
- 広島大学(6名)
【出典】呉高専「令和7年度 卒業者・修了者進路」
高専から大学編入は、一般入試と違って、
専門科目と英語が勝負どころになります。
就職・専攻科・編入のどれが正解というのはありません。
自分が何をやりたいかで選ぶのが一番です。
入学前に知っておきたい高専のデメリット・注意点
ここまで良い面を多く書いてきましたが、
高専は誰にとっても万能な選択肢ではありません。
「思っていたのと違った」とならないために、
デメリットこそ先に知っておいてほしいです。
高専OBとして、正直にお伝えします。
- 進路変更がしにくい:
15歳の段階で学科(=専門)を選びます。
途中で「やっぱり違う」と思っても、
普通高校への転換は簡単ではありません。 - 留年・進級判定が厳しめ:
赤点で留年する人も一定数います。
高校より「単位」の感覚がシビアです。 - 大学一般入試の勉強はしない:
5年間は専門中心。
途中で「やっぱり文系の難関大へ」と方向転換すると、受験勉強の面で不利になりがちです。 - 生活面の変化:
通学距離によっては寮生活になります。
早くから自立が求められます。
慎重に考えたほうがいい人
- やりたい専門分野がまだ決まっていない
- 文系も含めて、幅広く進路を選びたい
- 難関大学を一般入試で勝負すると、すでに心が決まっている
とはいえ、これらは「合わない人もいる」という話です。
相性が合えば高専は本当に良い学校です。
私自身、もう一度進路を選べるとしても、
やっぱり高専を選ぶと思います。
大事なのは、メリット、デメリットも見たうえで、
本人が納得して選ぶこと。
進路はまわりが決めてあげるものではありません。
まとめ
- 呉高専の偏差値は全学科64前後。
広島県内でも上位クラスの難関校 - 入試は推薦と学力選抜の2本立て。
学力選抜では内申点の影響が約45% - 直近の倍率は、
一般推薦2倍前後〜3倍、学力検査1.5倍前後 - 卒業後は就職率100%・求人倍率約31倍。
大学編入の道もある。 - 進路変更のしにくさ・留年リスクなどのデメリットもある。
呉高専は、
「早いうちから専門技術を身につけて活躍したい」という中学生にとって、とても魅力的な選択肢です。
偏差値64という難易度はありますが、
中1・中2からコツコツ積み上げていけば、
十分に手の届く目標です。
志望校選びで迷ったときは、偏差値だけでなく
「5年後・10年後にどんな自分でいたいか」
から逆算してみてください。
進路の悩みは、
ひとりで抱え込まなくて大丈夫。
気軽に相談してもらえたらと思います。
この記事が、判断材料になればうれしいです。
「高専入試って高校入試と何が違うの?」
中学卒業後に
「高専を選ぶ人」はまだまだ少数派です。
仲間はいないし、参考書は少ないし…。
「学校や塾の先生ですらわかってない」
というのもあるあるです。
ナレッジスターは、
高専受験に特化した数少ない専門塾です。
2026年度の高専合格者は273名。
高専合格率は驚異の98.65%。
全国58校すべての高専で合格実績があります。
高専受験は情報量が少なく、
孤独な闘いになりやすい。
だからこそ、正しい情報を手に入れて、
受験まで効率よく進めるのが一番の近道となります。
まずは気軽に今の悩みを相談してみよう。
\ 【高専合格への近道】全国唯一の高専塾 /
推薦入試対策もやってるよ!








