「専攻科と大学編入、どっちがいいんだろう」
「専攻科って大学編入に落ちた人が行くところ?」
「学士は取れるって聞いたけど、何が違うの?」
高専4年生あたりで必ず一度は考える分かれ道だと思います。
結論から言うと、
どちらが上ということはありません。
選ぶポイントは
「いまの研究を続けたいか」
「環境を変えたいか」
この2つです。
そして、最初にはっきりさせておくこと。
専攻科は「編入に落ちた人の受け皿」なんかではありません。
この記事では、
専攻科と大学編入の違い・向いている人・判断の軸を整理します。
ゴリ私は高専の機械工学科を出て、
大企業の工場で10年以上エンジニアをしています。
私は専攻科にも大学編入にも進んでいません。
就職を選んだ側の中立な視点でまとめますね。
「もう何も分からん…」ってなる瞬間、
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専攻科と大学編入の基本的な違い
| 専攻科 | 大学編入 | |
|---|---|---|
| 学ぶ場所 | 高専に残る | 大学へ移る |
| 年数 | 2年 | 2年 (3年次編入) |
| 学位 | 修了後に審査を経て学士 | 卒業で学士 |
| 入試の相手 | 主に内部進学 | 全国の高専生 |
| 環境 | ほぼ変わらない | 大きく変わる |
| 学費 | 高専の水準 | 大学の水準 |
| 不合格の リスク | 比較的読みやすい | 全落ちの可能性あり |
いちばん大きな違いは、
環境が変わるかどうかですね。
年数も、最終的に得られる学位も、
実はそんなに変わりません。
学位の取り方の違い
大学編入は、卒業すればそのまま学士です。
一方、専攻科は修了しただけでは学士になりません。
学位授与機構の審査に通る必要があります。
多くの人が通る道ですが、
自動ではないという点に注意してください。
どちらのルートでも、
大学院へ進むことはできます。
専攻科が向いている人
- いまの研究テーマを続けたい
- 指導してもらってる先生のもとで学びたい
- 設備や実験環境が気に入っている
- 学費や生活費をなるべく抑えたい
- 受験のリスクを取りたくない
専攻科の強みは、研究を続けられることです。
卒研で始めたテーマをそのまま2年延長できる。
編入すると研究室も装置も一から探すことになりますからね。
また、生活環境が変わらないのも地味に大きなメリット。
専攻科のデメリット
- 人間関係が変わらない(7年間同じ環境)
- 学べる分野が限られる
- 人数が少ない
- 「専攻科とは?」の説明が必要
高専ですらマイナーな学校。
専攻科ともなれば知らない人はたくさんいますよね…。
就活の際は企業によっては説明が必要でしょうね。
単純に認知度の問題なので、説明できれば済む話ではありますが。
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大学編入が向いている人
- いまの高専にない分野を学びたい
- 行きたい研究室がはっきりある
- 環境を変えたい、人間関係をリセットしたい
- 大学院まで進むことを考えている
- 知名度のある大学に行きたい
大学編入の強みは、選択肢の幅です。
分野を変えられるし、
設備の整った研究室に入れる可能性もある。
環境が変わることそのものを価値と感じる人も多いです。



5年間同じ場所にいると、さすがにね…(笑)
大学編入のデメリット
- 全落ちの可能性がある
- 高専時代の単位が認められるか大学次第
- 認定されなかった科目を追加履修する可能性
- 生活コストが増えやすい(引っ越し・学費など)
単位認定は、意外と見落とされがちです。
「2年で卒業できる前提」が崩れることも…。
志望校が決まったら、
ここは早めに確認しておきたいところですね。


迷ったときの3つの判断軸
続けたい研究があるか
いま取り組んでいるテーマに手ごたえがあるなら、専攻科が有力。
「まだ研究のおもしろさが分からない」なら、
分野を変えられる編入のほうが可能性は広がります。
環境を変えたいか
これは好みの話ですね。
同じ環境で力を出せる人もいれば、
新しい場所のほうが伸びる人もいます。
自分がどちらのタイプか正直に考えてみてください。
リスクをどう扱いたいか
大学編入には全落ちの可能性があります。
専攻科は内部事情が見えるぶん、見通しを立てやすい。
どちらが正しいかではなく、どちらが自分に合うか。
もちろん、両方受けるという選択肢もあります。



基本的に日程が重ならなければ併願できますからね
どちらを選んでも準備は似ている
専攻科も大学編入も、
受験で問われる内容はあまり変わりません。
数学・専門科目・面接・英語など。
つまり、
どちらに進んでも土台の勉強は無駄になりません。
「決めてから勉強する」ではなく、
「勉強しながら決める」でいいと思います。
いつから何をやるかは
高専から大学編入はいつから勉強する?にまとめています。
それでも決められないときは
まずは先生に相談してみましょう。
専攻科の実情をいちばんよく知っている人です。
ただ、大学編入の事情までは詳しく分からないこともあります。
外の情報も持っておくといいと思います。
「専攻科か編入か、判断材料が足りない」
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全国高専の情報を持っているのが強み。
進路に迷ってるけど判断材料が足りない人。
専門科目の対策を一緒に見てほしい人。
まずは今の迷いをそのまま相談してみると、ヒントが見つかるかもしれません。
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まとめ
- 専攻科と大学編入に上下はない
- いちばんの違いは環境が変わるかどうか
- 専攻科は研究の継続が強み。
- 大学編入は選択肢の幅が強み。
- 判断軸は「研究」「環境」「全落ちリスク」
- 勉強内容は重なるので、動きながら決めてOK
私は就職・編入・専攻科の選択肢がある中で就職を選びました。
いまも後悔はしていません。
どれを選んでも不正解なんてことは絶対にない。
入口が違うだけで、行き先が消えるわけではありませんからね。
だから、焦らなくて大丈夫です。
迷うのは選択肢を持てているということですから。










