「都立産技高専って頭いい?うちの子でも狙える?」
「偏差値はどのくらい必要?」
「内申点はどこまで取ればいいんだろう…」
志望校を考え始めると、
こういう疑問が次々わいてきますよね。
結論から言うと、
都立産技高専(東京都立産業技術高等専門学校)の偏差値は60前後。
全国の高専のなかでは標準的な水準ですが、
それでも東京都内の進学上位校と並ぶ学力が求められます。
この記事では、
都立産技高専の偏差値
入試制度
倍率
内申点の目安
合格への勉強法
高専のデメリットまで、
まとめて正直にお話しします。
ゴリ私は高専の機械工学科を出て、
大手メーカーで10年以上働いてきました。
出身校は違いますが、高専OBとしてリアルな体験をお伝えしますね!
なお、私は都立産技高専の卒業生ではありません。
学校ごとの数字は公式データで確認し、
高専でのリアルは自分の体験としてお伝えします。
記載に誤りがあれば、
コメントで教えていただけると助かります。
「高専入試って高校入試と何が違うの?」
中学卒業後に
「高専を選ぶ人」はまだまだ少数派です。
仲間はいないし、参考書は少ないし…。
「学校や塾の先生ですらわかってない」
というのもあるあるです。
ナレッジスターは、
高専受験に特化した数少ない専門塾です。
2026年度の高専合格者は273名。
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高専受験は情報量が少なく、
孤独な闘いになりやすい。
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都立産技高専の基本情報
| 正式名称 | 東京都立産業技術高等専門学校 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都品川区(品川キャンパス)・荒川区(荒川キャンパス) |
| 区分 | 公立(東京都公立大学法人) |
| 設立年 | 2006年(前身2校の統合により開校) |
| 学科・定員 | ものづくり工学科 1学科(2キャンパス・8コース) 計320名 |
| 修業年限 | 5年(+専攻科2年) |
| 5年間の学費目安 | 授業料は国立高専とほぼ同水準の目安(5年で約126万円前後) |
都立産技高専は、
品川と荒川の2キャンパスを持つ公立高専です。
2006年に都立の2つの高専が統合して生まれました。
「高専から大学院までの9年間一貫ものづくり教育」を掲げ、
東京都立大学との連携が強いのが特徴です。
そもそも「高専」とは、
中学卒業後に5年間かけて専門技術を学ぶ学校のこと。
普通高校3年+大学2年を一気通貫で学ぶイメージです。
都立産技高専の偏差値はどのくらい?
学科別の偏差値(目安)
| 学科 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| ものづくり工学科 (品川・荒川の8コース) | 60 |
偏差値はサイトや年度で前後します。
都立産技高専は「ものづくり工学科」として一括で募集し、
品川・荒川の2キャンパスにコースが分かれています。
偏差値は60前後が目安。
出願時にキャンパスやコースの希望を出す方式なので、募集要項をよく確認してください。
近隣の高校・高専との比較
偏差値60は、東京都内で見るとしっかりした進学校と肩を並べるレベルです。
| 学校名 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 小山台高校 | 68 |
| 三田高校 | 66 |
| 都立産技高専 | 60 |
学校選びの参考値としてご覧ください。
偏差値60は、
東京都内の進学校と肩を並べるレベルです。
ただし、
高専は偏差値だけで選ぶ学校ではありません。
「専門を早く学びたいか」
「その分野に興味があるか」
この相性のほうが大事です。
偏差値はあくまで合格に必要な学力の目安。
そのくらいに捉えておくのがおすすめです。
入試の種類と配点
都立産技高専の入試は、主に
「推薦に基づく選抜」と「学力検査に基づく選抜」の2種類です。
学力検査は国立高専の翌日なので、国立と両方受けられます。
推薦選抜
推薦選抜には、
「一般推薦」と「特別推薦」がある高専が多いです。
どちらも学力検査(当日のテスト)はなく、
調査書と面接で合否が決まります。
一般推薦の条件は、
「学業成績が優秀で、調査書の各記録が良好であること」。
学力検査がないぶん志願者が集まりやすく、
倍率は高めになりがちです。
特別推薦は、
評定合計の要件+部活や資格などの実績が問われるタイプ。
よく聞く「内申平均◯以上」は、
多くの場合この特別推薦の出願要件です。
一般推薦の合格ラインとは別物なので、
混同しないようにしましょう。
学力選抜(一般入試)
学力検査は学校独自の問題で実施されます
(都立高校の共通問題とは別)。
令和8年度は国語・数学・英語の3教科で、
理科と社会の試験はありませんでした。
令和9年度の募集要項は11月下旬に公開予定なので、公開後に確認してください。
【出典】東京都立産業技術高専 令和8年度学生募集要項
ここは要注意。
高専の学力選抜は、内申点の比重が大きいのが特徴です。
多くの高専で、内申点が合否の3〜5割を占めるとされています。
「当日がんばればなんとかなる」が通用しにくいんです。
中1の定期テストや授業態度から、もう勝負は始まっています。
内申点・倍率の目安
ここでいう「内申点」とは、
通知表の評定(5段階)を点数にしたものです。
内申点の目安
| 選抜区分 | 内申点の目安 |
|---|---|
| 推薦 (特別推薦の目安) | 9教科 平均3.8以上 |
| 学力選抜 | 9教科 平均3.4〜3.6以上 |
正式な基準ではないため参考値です。
ざっくり言うと、
オール4前後を取れていれば、まず土俵に乗れる。
そんなイメージです。
入試倍率の考え方
都立産技高専の倍率は、
年度・学科・推薦か学力かで変わります。
全国の高専は、
おおむね1〜2倍台で推移することが多いです。
ただし人気学科や推薦は、
これより上振れすることもあります。
倍率は「志願者数 ÷ 合格者数」で出ます。
正確な学科別の倍率は、各高専が公表する「入学者選抜実施状況」で必ず確認してください。
2027年度(令和9年度)入試の日程
令和9年度の検査日は次のとおりです。
| 選抜 | 検査日 | 合格発表など |
|---|---|---|
| 推薦 | 1月27日(水) | 2月2日(火) |
| 学力 | 2月15日(月) | 2月19日(金) |
学力検査は国立高専(2月14日)の翌日です。
公立高専の中で、国立高専と両方受けられるのはこの学校だけです。
ただし、
令和8年度は合格発表の当日が入学手続きの日で、
入学確約書も提出しました。
国立の結果を待てない場合があるので、
令和9年度の募集要項(11月下旬に公開予定)で確認してください。
ここから逆算すると、
中3の夏〜秋には過去問演習に入っておきたいところ。
「まだ先」と思っているうちに、本番はあっという間にやってきます。
日程は年度ごとに変わります。
出願期間は全58校の入試日程まとめと、
最新の募集要項で確認してください。
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高専が求める人物像(アドミッションポリシー)
アドミッションポリシーとは、
学校が「こんな人に来てほしい」と示した方針のこと。
推薦の面接では、ここに沿って質問されます。
高専が共通して求めるのは、
だいたい次のような生徒です。
- 確かな基礎学力を持ち、ものづくりに興味がある
- 自分から動ける(主体性がある)
- 人と関わる力(コミュニケーション力)がある
ポイントは、
学力だけを求めているわけではないこと。
とくに推薦選抜は面接の配点が大きいです。
「なぜ普通高校ではなく高専なのか」「入って何を作りたいのか」。
ここを自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
上の3点は、高専に共通する「求める学生像」の傾向です。
都立産技高専の正式なアドミッションポリシーは、公式サイト・募集要項に載っています。
面接前に一度、原文に必ず目を通しておきましょう。
合格するための勉強法
ここからは、
合格までの流れを4つのステップに分けて紹介します。
内申点を固める(中1〜中3前半)
- 定期テストは9教科すべて80点以上を目標に
- 授業態度・提出物も評価対象だと意識する
- 苦手科目は中1のうちに潰しておく
高専入試は内申点の比率が高め。
「中3になってから本気を出す」では、正直もったいないです。



中1・中2の積み重ねが
そのまま武器になりますからね。
国語・数学・英語の基礎力を完成させる(中3前半)
都立産技高専の学力検査は学校独自の問題です。
令和8年度は国語・数学・英語の3教科でした。
過去問が公式サイトで公表されているので、早めに形式に慣れておきましょう。



私が受けたときも、
「教科書レベルの暗記」だけでは太刀打ちできませんでした。
基礎ができるのは当たりまえ。
基礎を固めたうえで、
応用への橋渡しを意識すると伸びやすいです。
| 教科 | 対策ポイント |
|---|---|
| 数学 | 関数・図形・確率を重点的に。 計算ミスを徹底的に減らす |
| 英語 | 長文読解・英作文。 中学文法の完全習得が前提 |
| 国語 | 論説文の読解スピードを上げる |
数学が不安な人は、早めの土台づくりが効きます。
参考書選びは 高専数学の参考書まとめ もどうぞ。
過去問演習(中3夏〜秋)
- 都立産技高専の公表過去問を、時間を計って解く
- 間違えた問題は必ず解き直す
- 「なぜ間違えたか」まで分析する
- 目標は3教科合計で70%以上を一つの目安に
過去問は「解いて終わり」ではありません。
間違いノートを作って「ミスの種類」を分析しましょう。
同じパターンのミスがぐっと減ります。
模試で実力を確認する(中3秋〜冬)
偏差値60相当の力があるか、
東京都内の模試で定期的にチェックしましょう。
大事なのは、弱点科目を見つけて補強することです。
高専受験に特化した「高専模試」もあります。
気になる人は下の記事もどうぞ。
学科の特徴と卒業後の進路
品川キャンパスのコース
機械システム・生産システム・電気電子・情報システムなど、ものづくりの中核を担う分野のコースが置かれています。
都心に近く、企業や東京都立大学との連携プログラムも豊富です。
コースの最新構成は公式サイトでご確認ください。
荒川キャンパスのコース
情報通信・ロボット・航空宇宙・医療福祉といった、先端分野のコースが置かれています。
「航空宇宙工学」や「医療福祉工学」を高専で学べるのは全国的にも貴重です。
コースの最新構成は公式サイトでご確認ください。
就職の実績
- 就職率は高い水準(ほぼ100%とされる年が多い)
- 求人倍率も高倍率(生徒1人に、たくさんの企業が「来てほしい」と手を挙げる状態)
- 主な就職先の傾向:JR東日本・東京メトロ・日立製作所・キヤノン など
※就職率・求人倍率・就職先は、高専全体および地域産業の傾向をもとにした目安です。
都立産技高専の最新の実績は、学校公表の「卒業者の進路データ」でご確認ください。
「高専卒」は即戦力として評価されやすく、
求人倍率も高い水準が続いています。
私も就活のとき、学校に届く求人票の束を見て、いい意味で拍子抜けしました。
大学編入・専攻科
「高専=就職一択」と思われがちですが、
実は進学ルートもしっかり用意されています。
- 専攻科:高専卒業後さらに2年学べるコース
- 大学編入:大学の2〜3年次から入れる進路
都立産技高専の主な進学ルートは、次のとおりです。
- 都立産技高専 専攻科
(東京都立大学大学院との連携ルートあり) - 東京都立大学
- 豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学
(高専生の編入に特化した大学) - 千葉大学などの国立大学
高専からの大学編入は、
一般入試とは中身が違います。
専門科目と英語が勝負どころ。
就職・専攻科・編入のどれが正解ということはなく、自分が何をやりたいかで選ぶのが一番です。
入学前に知っておきたい高専のデメリット・注意点
ここまで良い面を多く書いてきましたが、
高専は誰にとっても万能な選択肢ではありません。
「思っていたのと違った」とならないために、
デメリットこそ先に知っておいてほしいです。
- 進路変更がしにくい:
15歳で学科(=専門)を選びます。途中で「やっぱり違う」となっても、普通高校への転換は簡単ではありません。 - 留年・進級判定が厳しめ:
赤点で留年する人も一定数います。高校より「単位」の感覚がシビアです。 - 大学一般入試の勉強はしない:
5年間は専門中心。途中で難関大の一般入試へ方向転換すると、受験勉強の面で不利になりがちです。 - 自宅から通う前提:
学生寮はなく、保護者との同居が原則です。都外在住者の枠もありますが(令和8年度は60人)、推薦は都内在学・都内在住の人だけが対象です。
慎重に考えたほうがいい人
- やりたい専門分野が、まだ決まっていない
- 文系も含めて、幅広く進路を選びたい
- 難関大を一般入試で勝負すると、すでに心が決まっている
とはいえ、これらは「合わない人もいる」という話です。
相性が合えば高専は本当に良い学校です。
私自身、もう一度選べるとしても、やっぱり高専を選びます。
大事なのは、良い面もデメリットも見たうえで、
本人が納得して選ぶことです。
まとめ
- 都立産技高専の偏差値は60前後。
東京都内の進学上位校と並ぶ水準 - 入試は推薦と学力選抜の2本立て。
内申点の比重が大きいので早めの準備がカギ - 合格の目安は偏差値60相当の学力+内申点平均3.4〜3.6(推薦は3.8以上)
- 卒業後は高い就職率・高い求人倍率。
大学への編入ルートもある - 進路変更のしにくさ・留年リスクなどのデメリットもある
都立産技高専は、「早いうちから専門技術を身につけて、地元や全国の産業界で活躍したい」という中学生にとって、とても魅力的な選択肢です。
偏差値60という難易度はありますが、中1・中2からコツコツ内申点と学力を積み上げていけば、十分に手の届く目標だと思います。
志望校選びで迷ったら、偏差値だけでなく
「5年後・10年後にどんな自分でいたいか」から逆算してみてください。
進路の悩みは、
ひとりで抱え込まなくて大丈夫。
この記事が判断材料になればうれしいです。
「高専入試って高校入試と何が違うの?」
中学卒業後に
「高専を選ぶ人」はまだまだ少数派です。
仲間はいないし、参考書は少ないし…。
「学校や塾の先生ですらわかってない」
というのもあるあるです。
ナレッジスターは、
高専受験に特化した数少ない専門塾です。
2026年度の高専合格者は273名。
高専合格率は驚異の98.65%。
全国58校すべての高専で合格実績があります。
高専受験は情報量が少なく、
孤独な闘いになりやすい。
だからこそ、正しい情報を手に入れて、
受験まで効率よく進めるのが一番の近道となります。
まずは気軽に今の悩みを相談してみよう。
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