高専に興味があったけどネットで調べてみると「高専 やめとけ」と出てきた…
高専はやめとけ、高専はヤバイ、とかネットで言われていますが、実際のところどうなのでしょうか。
今の時代、「〇〇 やめとけ」「〇〇 やばい」みたいなネガティブ検索が出るのはよくある話です。
でもそんな情報を鵜呑みにするのはもったいない。
そこで今回は高専出身者の私が、高専はやめとけと言われている理由と、実際のところどうなのかを詳しく解説していきます。
「高専に行きたい!…でもどうやって勉強していいか分からない…」
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「高専やめとけ」と言われる5つの理由
「高専やめとけ」と言われている5つの理由を紹介します。
- 女子が少ない
- 授業についていけなくなる
- レポートが大変
- 平気で留年する
- 大卒よりも年収が低い
女子が少ない

国立高専の男女比は約8対2で女子の割合は約2割となっています。
学科によっても差があり機械や電気系の女子の割合は皆無で、建築や化学系では女子の割合が高い傾向にあります。

私のいた機械工学科はクラス40人の中で女子は1人だけでした…
「女子とイチャイチャしたい」といった青春にあこがれている人が、高専はやめとけと考えるようですね。
女子にとってはメリットかもしれませんけどね(笑)
授業についていけなくなる
高専では1年生の頃から一般科目に加えて専門科目を学びます。
専門科目では大学レベルの数式を使うこともあり、数学の授業は2年生の後半で高校レベルから大学レベルへ突入します。
学年が上がるにつれて専門科目の数も増えていくので、幅広く勉強しなければなりません。



定期テストの科目数が10科目以上あるなんてことも…
ハイレベルかつハイスピードの授業に、5年間もついていけないと考えてしまうようです。
レポートが大変
高専では実験や実習を毎週のように行い、毎回、レポートを提出するよう課題として与えられます。
これがまあ大変です。
しかも当時はすべて手書きでした。(今はどうなっているかわかりませんが)
レポート提出しないと単位が取れない科目もあるので、やらないという選択肢はないんですよね。
テスト期間中にも平気でレポート課題を与えられるので、徹夜で勉強、レポート作成はあるあるです。
高専やめとけと言われる理由になるのも納得ですね。。。
平気で留年する
高専のほとんどが定期テストの赤点を60点未満にしています。(普通の高校はだいたい赤点30点です)
その分、テストをカンタンにしたり赤点でも追試したりしてくれる教員もいますが、それでもダメなときは単位を落とします。
一定数単位を落とすと、平気で留年宣告を受けます。



私の高専でも5年間で3人の学生が留年して、2人の学生が上から落ちてきました…
ちょっと古いデータですが、平成27年の文部科学省の調査によれば、単位不足で留年する高専生の割合は3.7%となっており普通高校の約10倍です。
資料3_高等専門学校における教育改善状況等に関する調査結果について(設問AからE)(概要)
高専では勉強できない人は即留年のイメージが強くついているようです。
大卒よりも年収が低い
高専卒は大卒と違って短大卒と同じ扱いにしている会社がほとんどです。
マイナビエージェントの調べによれば、高卒、高専卒、大卒の初任給と年代別の平均年収は、次の表のようになっています。
学歴 | 初任給 | 30代 平均 年収 | 40代 平均 年収 | 50代 平均 年収 |
---|---|---|---|---|
高卒 | 18 万円 | 438 万円 | 528 万円 | 566 万円 |
高専卒 | 18.4 万円 | 454 万円 | 571 万円 | 764 万円 |
大卒 | 21 万円 | 575 万円 | 764 万円 | 838 万円 |
初任給、年収ともに高卒と大卒の中間で、大卒よりも収入は劣ります。
いくら大卒レベルの知識や技術を身につけていても、年功序列で学歴社会の日本では大卒にはカンタンに勝てません。



大卒に勝つには時間をかけて出世するか、自分で企業するかのどちらかでしょうね。
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高専卒業生のリアルな意見
「高専やめとけ」と言われる5つの理由を紹介しました。
ただ、これはあくまでもネットで言われていること。
実際に高専を卒業した私が、リアルな意見をお伝えします。
- 校則がゆるくて自由
- そんなに留年しない
- 大企業に就職できて大学編入もできる
校則がゆるくて自由
高専では髪を染めて私服で通ったりバイトができたり、校則がめちゃくちゃゆるいので自由に過ごせます。
私も2年生の頃から部活を辞めてバイトをしていました。
クラスの女子は一人でしたが、バイト先に女性がいたので「青春ができない」といったことはありませんでしたね。
むしろ校則がゆるいおかげで授業中にゲームしたり外に遊びに行ったり、5年間楽しく過ごすことができました。
そんなに留年しない
高専は留年する学生が多いイメージですが、実際にはそこまで怯えるほどではありません。
そもそも高専に受かるほどの頭の持ち主であれば、普通に授業を受けていればついていけます。
定期テストも過去問とほぼ同じ内容なんで、先輩から過去問を入手してしまえば60点以上はカンタンにとれます。(まあ先生も毎回違う問題を作るのがめんどくさいんでしょうね…)
なので定期テストの時期はだいたいみんな過去問収集に精を出します(笑)
普通に授業を受けていれば点数は取れますし、私のように授業中にゲームしてサボっていても過去問があれば何とかなります。



それほど留年を心配しなくても大丈夫!
大企業に就職できて大学編入もできる
高専の進路は最強レベルで、就職率ほぼ100%で大企業に行けるし、有名な国立大学にも編入できます。
実際に就活のときは、大企業含め多くの企業から求人があり学校推薦でカンタンに大企業へ就職できました。
たしかに入社当初は大卒よりも給料は低かったのですが、頑張って昇格していけば5~6年後には大卒並みの年収になります。
進学組も忙しそうに勉強していましたが、東大や阪大など有名大学へ編入していました。
編入試験は「数学と物理だけ」など科目数が絞られているので、高校生が受けるセンター試験よりもカンタンです。
「大企業で働きたい!」「有名大学に行きたい!」と考えているなら高専はうってつけですね。
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まとめ|高専は最高の学校
高専はやめとけと言われる5つの理由や、高専卒業生である私のリアルな意見を紹介してきました。
- 女子が少ない
- 授業についていけなくなる
- レポートが大変
- 平気で留年する
- 大卒よりも年収が低い
- 校則がゆるくて自由
- そんなに留年しない
- 大企業に就職できて大学編入もできる
たしかに勉強は大変ですが、5年間も過ごしているうちに慣れます。
勉強漬けのあかつきには、有名大学への進学や大企業への就職が待っています。
将来はいい大学へ行きたい、いい企業へ就職したいという人は、ぜひ高専目指して頑張りましょう!
「高専に行きたい!…でもどうやって勉強していいか分からない…」
ナレッジスター
2022年度の高専合格率はなんと92%、2024年度は114名の高専合格者を輩出しています。
なかでもナレッジスターが開催する「高専模試」は、入試本番の予行演習ができるので、高専受験生なら必ず受けるべき!
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高専目指してる方は、必ず有力な情報が手に入るので、ぜひご気軽に相談してみてください!
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