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高専から専攻科ってあり?大学と違う?メリット・デメリットを詳しく解説

専攻科進学のメリットデメリット
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高専って5年間だと思っていたけど専攻科っていうのがあるの?

大学とは違うの?

進学するなら専攻科進学と大学編入どっちがいいの?

ただでさえ世間にあまり知られていない高専という存在。

その中でも専攻科を知る人はさらに少ないでしょう。

現役高専生の中にも専攻科がどんなところなのか知らない人のほうが多いはず。

ゴリ

私もこうしてブログ発信するまでは専攻科って何ができるのか知りませんでした。

しかし専攻科には知られざるメリットがたくさんあります。(当然デメリットもありますが)

そこで今回は高専を目指す中学生とその親御さん、現役高専生に向けて、専攻科のメリットデメリットを詳しく解説していきます。

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目次

専攻科って何?

専攻科とは、高専5年間に加えてさらに2年間の教育を受けるところです。

高専の科学の知識と技術を更に深めたい学生のため、より高度な技術者教育を行うことを目的として、2年間の専攻科が設置されています。

専攻科は5年間の高専教育の上にたって、さらに2年間のより高度な技術教育を行うことを目的として、1992年に初めて設置されました。

国立高等専門学校機構

通常は高専5年で卒業する人を「本科卒」と呼び、専攻科まで進んで卒業した人を「専攻科卒」と呼んでいます。

高専本科からの進路には主に「就職」、「大学編入」、「専攻科」がありますが、専攻科を選ぶ人は16%ほどです。

独立行政法人国立高等専門学校機構より

誰でも専攻科に進めるわけではなく、大学編入と同じように試験に合格しないといけません。

高専から専攻科へ進学する5つのメリット

一般の人にとっても現役高専生にとっても謎多き専攻科ですが、メリットとデメリットがあるので紹介します。

まずは5つのメリットから。

高専から専攻科へ進学する5つのメリット

推薦をもらえると受かりやすい

大卒と同じ「学士」が取得できる

学費が圧倒的に安い

環境の変化が少ない

大学院へ進める

推薦をもらえると受かりやすい

専攻科は推薦をもらうことができれば高確率で受かります。

そのためには成績上位である必要がありますが。。。

とはいえ国立大学に比べると条件は厳しくないので推薦資格はもらいやすいと思います。

学校にもよりますが専攻科の人気が少ないと、成績下位層の人でも推薦をもらえることも。

私の高専でも成績上位者はだいたい国立大学へ編入するか就職するかだったので専攻科は定員割れでした。(進学組は滑り止めで考えている人のほうが多かったです。)

なので成績が下のほうの人でも専攻科は合格していましたね。

大卒と同じ「学士」が取得できる

専攻科を卒業すると「学士」の称号が得られ、大卒と同じ扱いになります。

ゴリ

大卒とは呼ばず、あくまでも専攻科卒ですが

ちなみに高専本科卒は「準学士」です。

学歴社会の日本では大卒と高専卒ではやはり扱いが違います。

当然大卒のほうが給料や昇格などで優遇されますね。

一方で同じ「学士」である大卒と専攻科卒で扱いを変えている企業もあり、専攻科卒が損をすることも…。

学費が圧倒的に安い

「学士」まで取得することを考えると、高専から専攻科へいくほうが圧倒的に学費は安くなります。

以下は「学士」を取得するまでにかかる学費を比較した表です。

学士取得までの
学費合計
高等学校等就学支援制度
ありなし
国立高専
+専攻科
1,455,0001,811,400
国立高専
+国立大学
2,254,8002,611,200
公立高校
+国立大学
2,430,8502,787,250
「学士」取得までの学費合計比較表(単位:円)

「国立高専+専攻科」と「国立高専+国立大学」を比較すると、約80万円の差で大学編入の方が学費が高くなります。

ちなみに「公立高校+国立大学」では約100万円の差となります。

ゴリ

私立大学ならもっと差がでますね…

学士を手に入れるなら「国立高専+専攻科」が学費最強ということになります。

環境の変化が少ない

専攻科へ進むと学校は今まで通りの場所なので、環境の変化はあまりありません。

引っ越しをしたり住民票を移したりなんて手間がなく、今まで通りの生活ができます。

本科からの研究を引き継ぐこともできるので、より時間をかけてじっくり研究できます。

ゴリ

もちろん別のことをしたければ研究テーマを変えることもできますよ。

また専攻科へ進んでもクラスは今までの延長なので、知っている同級生と先生しかいません。

人間関係で苦労することもないでしょう。

大学院へ進める

専攻科を卒業すると「学士」の称号が得られるので、大学院へ進める権利もあります。

専攻科卒は本科含めると約3年にもわたって研究していることから、大学院からの人気もあり推薦をもらいやすいです。

専攻科卒の枠を設けている大学もあるほどです。

また推薦以外にも大学院入試(院試)を受けられます。

もちろんこの場合はライバルもいるのでしっかり勉強しないと入れません。

令和4年度の独立行政法人国立高等専門学校機構の調べによると、専攻科から主な大学院への進学状況は以下のようになっています。

大学院名人数(人)
R4
九州大学大学院40
東北大学大学院37
筑波大学大学院35
奈良先端科学技術大学院大学32
長岡技術科学大学大学院31
北陸先端科学技術大学院大学22
大阪大学大学院21
東京工業大学大学院20
北海道大学大学院18
豊橋技術科学大学大学院18
九州工業大学大学院18
東京大学大学院10
京都工芸繊維大学大学院7
千葉大学大学院6
東京医科歯科大学大学院6
早稲田大学大学院6
筑波技術大学大学院5
山口大学大学院5
電気通信大学大学院4
金沢大学大学院4
福井大学大学院4
京都大学大学院4
岡山大学大学院4
熊本大学大学院4
宇都宮大学大学院3
主な大学院への進学状況

高専から専攻科へ進学するデメリット

高専から専攻科へ進学する3つのデメリット

マイナーな存在

人脈が広がらない

就活が微妙

マイナーな存在

冒頭でも触れたとおり高専自体マイナーな存在なのに、専攻科ともなるとさらに知る人は少ないです。

現役高専生が高専の説明がめんどくさい以上に専攻科生はもっとでしょうね…(笑)

また専攻科は企業にも知られていないことがあります。

卒業すれば大卒と同じ「学位」を得られるのに、給料が大卒よりも低かったり出世コースが悪かったり。

そのため専攻科卒は大学院へ行くほうがコスパがいいかも知れませんね。

人脈が広がらない

環境が変わらないというのはメリットでもありますが、人脈が広がらないというデメリットにもなります。

大学編入して新しい仲間ができると当然人脈も広がります。

先生の数も増えるので、より聞ける人も増えて知識や価値観も広がります。

専攻科ではバイトしたりインターンに参加したり自ら行動しないと人脈が広がりません。

就活が微妙

高専本科と専攻科を比べると求人数は専攻科のほうが劣ります。

高専本科では求人を出している企業も、専攻科では出していないということもあります。

大きな理由は高専本科生のほうが若いからということでしょう。

若くて大卒並みの知識量の人材を大卒よりも安く雇えるというのが企業のメリット。

専攻科卒は「学士」をもっているのでやはり大卒と比べられてしまいます。

上でも述べたように専攻科で就職するよりも、知名度のある大学院へいくほうがよさそうですね。

まとめ|専攻科いくなら大学院も目指そう!

今回は専攻科について詳しく解説してきました。

学費が安くて大卒と同じ「学士」が得られるというメリットがありましたね。

一方で専攻科卒で就職するのはちょっともったいない気がします。

大学院にもいける切符が手に入るので、専攻科へいくなら大学院も視野に入れるべきかと。

当然、大卒と専攻科卒と違って大学院卒は会社で最も優遇されます。

進路に悩む学生はぜひ参考にしてみてください。

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1か月あたり約25,000円なのでTOEICに特化した塾へ3か月通うくらいのイメージですかね。

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