高専は就職率100%って聞いたけど、どんな企業に行けるの?
どうせ大企業に行けるのは、成績がいい人だけでしょ?
大企業に行きたいんですけど、どれくらいの成績だったら応募できますか?
これから高専を目指す中学生や、就活中の現役高専生の人の中には、このようなお悩みはないでしょか?
結論から言うと、高専生なら誰でもカンタンに大企業へ就職できます!
私は10年以上前に高専本科を卒業して、大企業へ就職しました。
またクラスの同級生も次々と大企業へ…
そこでこの記事では、高専生なら誰でも大企業へ就職できる理由を解説していきます。
就活ってどうやって進めたらいいの?
自分に合った企業なんて多すぎて選べない!
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国立高専生の就職状況


※2 出典:文部科学省・厚生労働省調査「大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在の抽出調査)」
国立高等専門学校機構の調べによれば、令和4年度の国立高専生(本科)の進路状況は以下のようになっています。
進路 | 割合 |
---|---|
就職 | 56% |
進学(専攻科) | 16% |
進学(大学編入) | 25% |
その他 | 4% |
高専本科卒から就職する人の割合は56%で、専攻科や大学へ進学する人の割合は合計で41%となっています。
令和4年度の就職希望者の就職率は99.0%で、ほぼ100%に近い値になっています。
令和4年度に限らず毎年のように100%近い数値をたたき出しています。

しゅ、しゅごいですね
高専卒から大企業へ就職がカンタンなワケ
高専生になると大企業への就職は夢ではありません。
なぜ高専生が大企業へ就職しやすいのか、その理由を紹介します。
- 大企業からもたくさん求人があるから
- 学校推薦で応募できるから
- コスパのいい人材だから


大企業からもたくさん求人があるから
高専には就活の時期になると大企業から中小企業まで、たくさんの企業から求人が届きます。
求人倍率は20倍を超えることもあります。
1人の学生に対して20社以上の企業が「わが社に来てください!」と求めているということ。
リクルートの調査によれば、2024年の大卒の求人倍率は1.71倍なので、高専の求人倍率がいかにすごいかわかると思います。
第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)【大卒求人倍率1.71倍】コロナ前水準へ 中小の採用意欲も回復 建設業、流通業で採用難度が高まる
高専生は大企業含む山のようにある求人一覧から、好きな企業を選び放題というわけなのです。



当然みんな大企業ばかり選びますね
学校推薦で応募できるから
高専の就活方法には「学校推薦」と「自由応募」の2つがあり、就職組のほとんどが「学校推薦」で応募します。
自由応募は高校生や大学生と同じで、企業のHPや求人サイトから自ら申し込む方法です。
学校推薦は高専(学校側)から企業側へ「この学生を推薦します!」と推薦状を出してくれる方法です。
高専に求人を出している企業は学校推薦が使えて、そうでない場合は自由応募となります。
学校推薦は自由応募と違って採用試験が比較的カンタンです。
エントリーシートで落ちることはなく、大企業でさえも面接1回だけで内定を出す企業もあります。
ちなみに学校推薦で応募すると、試験会場までの交通費や宿泊費などは全て企業側が負担してくれます。



チートですね(笑)
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コスパのいい人材だから
高専を順調に卒業すれば20歳で就職でき、大卒に比べたら2年も若い人材となります。
高専では1年生の頃から専門科目を学びます。
実験や実習でたたき上げられた技術は大卒にも劣ることはなく、会社でも即戦力となります。
一方で20歳という若さなので年功序列・学歴社会の日本では、大卒よりも安い給料で雇うことができるのです。
つまり高専卒はコスパのいい人材ということ。



そりゃあ、どの企業も欲しがりますよね。
「成績は関係ない」はホント?
「大企業に就職できるのは、成績上位の人達だけなんでしょ?」
そんな声が聞こえそうですが、成績が悪くても大企業へ入社できます!
実際に私の成績は、クラス40人いる中で30位くらいでした。
私が応募した企業には、同じ高専から4人の学生が応募しましたが、なんと一番成績がよかった人が落ちていました。
学校の成績も判断基準の一つだと思いますが、採用試験でしっかりアピールできれば大企業にも入れるということです。
一方で求人を出している企業にも採用枠というのがあります。
応募者が多すぎると人数制限にかかり、基本的には成績下位の人からふるい落とされます。



私が応募した企業も人気でしたが、幸いにも枠内に収まりました。
もしも人数制限でふるいにかけられていたら「別を受けてくれ」と落とされていたでしょうね…(笑)


まとめ|成績関係なしで大企業へいける!
高専生であれば誰でも成績関係なしで大企業へ入れます。
「自分は成績が悪いから大企業なんて無理!」なんて考える人もいますが全然大丈夫です。
高専にはたくさんの求人はくるし、学校推薦も使えます。
必ずしも大企業へ就職するのが正解ではありませんが、やはり中小企業に比べると福利厚生は充実しているし投資金額もでかいので大きな仕事を任せてもらえます。
有給取得率向上や時間外労働削減などの取り組みをしているホワイトなところも多いです。
絶対にこの中小企業へ行きたいんだ!という人でない限り、大企業を選んでおいて損はないはず。
これから就活を始める高専生は、ぜひ参考にしてみてください。
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