高専から大学編入の道——後悔しないかな?
もし全落ちしたらどうしよう…
やっぱ就職したほうがいいのかな…
高専生なら進路選択で必ずこの悩みに直面するのではないでしょうか。
高専本科卒業後の進路は、主に「就職」「大学編入」「専攻科進学」の3つです。
どれも立派な選択肢ですが、人生を左右する大きな分岐点、迷うのも当然。
私は高専本科から就職する道を選びましたが、在学中は大学編入も本気で考えていました。
ゴリ「大卒になれる(学位が取れる)」「学生をもう少しエンジョイできる」って、やっぱり魅力的なんですよね~
そこでこの記事では、高専から大学編入について、メリット・デメリットを高専OBの視点から詳しく解説していきます。
進路選びのヒントになればうれしいです!
高専から就職するメリットは別記事で解説していますので、こちらも参考にどうぞ↓
「大学編入試験って専門科目もあるの!?誰か教えてくれ~」
「試験対策といっても何から始めればいいの?誰か助けて…」
そんな大学編入に悩む高専生のために生まれたのが「高専テクノゼミ」
毎年多くの高専生が大学編入していますが、世間ではまだまだマイナーな進路。
編入試験は、数学・物理といった一般科目に加えて、専門科目もあるのですが、参考書はほぼゼロ。
高専テクノゼミでは一般科目はもちろん、専門科目までしっかりサポートしてくれます。
講師は高専出身の現役大学生で、実際に大学編入を突破した超優秀な先輩たちばかり!
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高専から大学編入するメリット3選


高専から大学編入するメリットを3つ厳選しました。
- 大卒と同等の扱いになる
- 難関大学に入りやすい
- 進路について考える時間が増える
大卒と同等の扱いになる
大学編入の最大のメリットは、卒業後の学歴が「高専卒」から「大卒」に変わることです。
高専本科卒は「準学士」の称号が得られて短大卒と同等ですが、大学を卒業すると「学士(学位)」の称号が得られます。



いわゆる学歴ロンダリング!
社会的にも「大卒」として認められます
多くの日本企業は、まだまだ学歴重視なので大企業になるほど学歴による待遇の差は大きく出ます。
実際私の会社(大企業)も、大卒と高専卒では初任給はもちろん、仕事内容も昇進のスピードも全く異なります。
「高専卒は課長止まりで部長にはなれない」
「高専卒の仕事は下流側(現場オペレータや保全など)、大卒の仕事は上流側(開発・設計など)」
といったこともよく言われます。
就活・転職でも「大卒以上しか採用しない」という企業もたくさんあるので、大学編入することで将来に渡って進路の幅も広げることができるのです。
難関大学に入りやすい


旧帝大のような難関大学を目指すのであれば、普通高校から進学するよりも高専から編入するほうが簡単といわれています。
普通高校から目指す場合は、まず共通テストで8科目ほど受験して、その後に各大学で実施される2次試験を受験、両方の結果で合否が決まります。



めちゃくちゃ大変そうですね…。
一方、高専から大学編入を目指す場合は、編入試験は2~3科目ほどの学力テストと面接などで済みます。
普通高校から大学受験を目指す人は60万人以上と言われていますが、高専から大学編入を目指す人はせいぜい2千人前後です。
「高専編入枠」というのも設けられているので、ライバルは高専生だけなんです。
このように高専から大学編入するほうが比較的簡単に入れるというわけなのです。(私は経験してないけど…笑)
高専から国立の大学へ編入する人はもちろん、東大や京大といった超難関大学へいく人も毎年のようにいます。
進路について考える時間ができる
「高専は5年もあるんだから、進路についてもじっくり考えられるでしょ?」と思っていたら大間違い。
3年生や4年生になると勉強もレポートも一気に忙しくなります。
「気づいたら進路を決める時期になってた…」「まだやりたいことが決まってないのに…」なんて後悔する人も多いでしょう。
大学編入すれば、進路を決めるまでの猶予期間がもう少し延びます。
その中で「自分は社会に出て何がしたいのか」を、より具体的に描けるようになるのではないでしょうか。



ちなみに、勉強してこなかった人の選択肢は就職一択です(私)
悩む権利すらないですね…笑
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高専から大学編入は後悔する?知っておくべきデメリット3選
高専から大学編入するメリットがある一方で、後悔するほどのデメリットもあります。
ここでは高専から大学編入するデメリットを3つ厳選して紹介します。
- 一人ですべてやらなければならない
- 就職活動は自ら動かなければならない
- すぐに進路選択を迫られる
一人ですべてやらなければならない
大学編入すると、ほとんどの人が一人暮らしになります。
実家暮らしや寮生活と違って、家事も食事もお金の管理も、すべて自分でやらなければなりません。
朝は誰も起こしてくれない、家に帰っても食事は出てこない、必要なものは自分で買いに行くしかない。
生活費のやりくりも意外と大変で、「今月ちょっと使いすぎたかも…」と反省して、貧乏生活することもたくさんあるでしょう。
自由な時間が増える一方で、責任も増える。
「大学生活=楽しい」だけではなく、生活力も試される期間といえるかもしれません。



もちろん、社会人になる前の訓練と思えばいいですが、最初は戸惑う人も多いでしょうね
就職活動は自ら動かなければならない


大学に編入した後の就職活動は、高専とはまったく違います。
高専では、大量に届く求人の中から好きな企業を選んで、「学校推薦」というチート技で簡単に就職できます。
※学校推薦とは、高専側が企業に推薦状を書いてくれるもので、このおかげもあって「書類審査」はラクラク通過、「面接1回だけ」といったように採用試験がイージーモードになる。(試験内容は企業によって差はある)
一方、大学生はそうもいかず、「一般応募」という形で全国の大学生と戦うことになります。
エントリーシートを何十枚も書いて、面接を何社も受けて、それでも内定が出るのは1社だけ…なんてことも普通にあります。



「高専から就職してたほうが大企業に就けてたかも…」と後悔する人もいるかもしれませんね…
高専の就活を知る私からすると、大学生の就活はほんとハードモードですね。
すぐに進路選択を迫られる
大学編入は基本的には3年次からスタートします。(単位数によっては2年次からスタートの場合もある)
つまり、編入してからたったの1年で「就職するか」「大学院に進むか」といった次の進路を決めなければならないのです。
「これから大学生活を楽しむぞ!」と思っていたら、すぐに就活や進学の準備に追われている…。



ただでさえ編入する人たちは、大学の雰囲気に慣れるのも大変そうなのに、すぐに次の選択を迫られるのは、正直かなりきつそうですね…
だからこそ「大学で何をしたいのか」「卒業後どうなりたいのか」、ある程度イメージしておくことが大切だと思います。
なんとなくで編入すると、「結局やりたいことが見つからなかった…」で終わってしまうでしょうね。
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編入試験に全落ちしたらどうなる?


誰もが考えておくべき「最悪のケース」。
もし志望していた大学にすべて落ちてしまったら…その場合の選択肢は以下のようになります。
- 専攻科に進学する
- 就職に切り替える
- 受験日の遅い私立大学を受ける
- 浪人して再チャレンジする
まず、専攻科進学は高専によって難易度がかなり違うようです。



私の高専では、倍率も低く「滑り止め」的な扱いだったのですが、専攻科進学は狭き門という高専もあるようです…。
進学をあきらめて、就職に切り替える場合は選べる企業がかなり限定されます。
というのも、編入試験の時期には、すでに就活を終えていることが多く、残っている求人は2次募集や穴埋め枠が中心だからです。
「とりあえず残っている企業だから」という理由だけで就職先を決めることになるかもしれません。
受験日の遅い私立大学を狙うという手もありますが、学費が高い上に、高専で学んだ専門性が活かしづらいと、その後の進路に苦労します。
そして最終手段となるであろう選択肢が、浪人(留年)して再チャレンジすることです。
まとめ|大学編入は覚悟をもって挑もう!


大学編入は、うまくいけば「学位」も「自由な時間」も「新しい人脈」も手に入る、魅力たっぷりの選択肢です。
でも、準備不足のまま挑むと、後悔する可能性も十分にあります。
- 誰でも受かるわけじゃない、全落ちのリスクもある
- 就職活動は大学の方が苦労するかもしれない
- 編入後も勉強は大変、しかもすぐに次の進路選択に迫られる
「なんとなく」で進路を決めるのではなく、早めに方向性を決めて、しっかり準備しておくことが大切です。
どっちを選んでも後悔しないように。
そして、どっちに転んでも大丈夫なように、日ごろから少しずつ勉強しておくことをオススメします。
「大学編入したいけど、専門科目を教えてくれる先生が欲しい」
「試験対策といっても何から始めればいいの?誰か助けて…」
そんな高専生のために生まれたのが「高専テクノゼミ」!
毎年多くの高専生が大学編入していますが、世間ではまだまだマイナーな進路。
編入試験は、数学・物理といった一般科目に加えて、専門科目もあるのに対策本はほぼゼロ。
高専テクノゼミでは一般科目はもちろん、専門科目までしっかりサポートします。
講師は高専出身の現役大学生で、実際に大学編入を突破した超優秀な先輩たちばかり!
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本気で大学編入を目指す人はもちろん、進路に悩んでる人も、まずは気軽に相談してみてください!
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