「高専受験には学力試験以外にも推薦入試もあるってホント?」
「推薦入試って優秀な人しか受けれないって聞いたけどホントなの?」
「学力試験のために必死で勉強してるけど、推薦入試も本気で取り組んだ方がいいの?」
今回は高専OBの私が、こんなお悩みにお答えしていきます。
高専受験を目指す人の中には、推薦入試も視野に入れている人もいますよね。
推薦入試は毎年1月に行われるので、これに合格してしまえば、早い段階で受験から解放されます。
ただし、推薦入試というのは誰でも受けられる試験ではありません。
また、合格するには面接や小論文といった難しい試験を乗り越えなければなりません。

私も当時、推薦入試を受けたのですが、学力試験に全振りで全く対策してませんでした。そのため、本番の面接ではド緊張。。。小論文は時間までに書ききれず、、、キレイに落とされました(笑)
今回は、これから高専を目指す中学生の方に向けて、高専の推薦入試について詳しく解説していきます。
推薦に落ちた私では説得力ありませんが、無事に高専を卒業までしてるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
「高専に行きたい!…でもどうやって勉強していいか分からない…」
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推薦入試の条件は評定(内申点)が重要
推薦入試を受けるには条件があり、誰でも受けられるわけではありません。
中学3年間、定期テストで優秀な成績を収めてきた人しか受けれないのです。(もちろんテストの点だけでなく普段の態度も大切です)
その条件というのは各高専によって違うのですが、基本的には中学3年間の5教科(9教科)の評定が平均4.0以上の人となります。
評定平均を4.2以上にしている高専や、中学3年生の成績のみ評定平均を4.0以上としている高専もあります。
受験資格があるかどうかは、自分自身で受けたい高専の募集要項をしっかり読んで、学校の先生と相談するとよいでしょう。
試験内容は面接と作文(小論文)
試験内容も各高専によって違いますが、基本的には「面接」と「作文(小論文)」となります。
中にはグループワークをさせたり、適性検査をさせたりする高専もあります。
こちらも募集要項にしっかり書いてあるので、必ずチェックするように。
面接では何が聞かれるの?
面接で聞かれることは、だいたい決まっています。
「アドミッションポリシー」「中学で頑張ったこと」「高専(その学科)を志望した理由」「高専でやりたいこと」「将来どんな仕事をしたいか」などです。
このあたりをしっかり押さえておけば、面接は十分合格ラインをクリアできるでしょう。
たまに難しい質問をされることもあるようですが、最低限の受け答えができていればOKでしょう。
面接で大切なことは、事前にしっかり準備して臨むことです。(あたりまえですが)
本番はかなり緊張するので、学校や塾の先生と模擬練習をしておくことをオススメします。



事前準備なしで臨むと、私のように面接本番でド緊張して頭が真っ白になります…(笑)
作文(小論文)ってどんな内容?
作文(小論文)も練習しておかないと、本番で乗り切るのは厳しいでしょうね。(普段から書くものではありませんからね…)
この対策は、国語の先生や塾の先生に教わるしかないです。
練習を積み重ねていけば、きっと慣れてくるはず!(説得力はありません…)
どんな課題が出題されるのか、参考までに仙台高専の過去3年の課題を載せておきます↓
(仙台高専の令和6年度推薦による入学者選抜検査 作文課題)
実用的なAI(人工知能)が利用できるようになり注目されています。あなたはどのような分野に人工知能が導入されたら良いと思いますか。ひとつ挙げ、それにより何がどのように良くなるのかについて、自分の考えを述べなさい。(文字数は、600 字以内とする。)
(仙台高専の令和5年度推薦による入学者選抜検査 作文課題)
農業に工学を生かす農工連携が注目されています。農工連携の一例を挙げて、将来のあなたが技術者として
どのような貢献ができるか述べなさい。(文字数は、600 字以内とする。)
(仙台高専の令和4年度推薦による入学者選抜検査 作文課題)
これからの社会において、人間とロボットとの共生はどのような形で行われるべきか、あなたの考えを述べなさい。(文字数は、600 字以内とする。)



うぅっ、
見るだけで拒否反応が出ちゃいますね(笑)
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合格基準は公開されてない!?
推薦入試は、合格基準を公開してない高専がほとんどです。
「中学校から提出される調査書」、「面接試験」「小論文試験」など総合的に見て判断する
募集要項を見ると、だいたいこういった文言ですね。
まあ合格基準や配点を知ったところで、面接と小論文しかありません。
学力試験みたいに捨て問なんてないので、全力でやりきるしかありません。
合格基準は気にせず臨みましょう。
推薦入試に期待しすぎは要注意!
推薦入試に合格できれば、晴れて「受験勉強から解放されて万々歳!」となるわけですが、期待しすぎは要注意です。
期待しすぎて、落ちたときにショックがでかいと、学力試験に影響しかねます。
私も当時通っていた塾では、「できれば推薦入試は受けるな」と言われ、何の対策もしませんでした。
まあ、そのおかげもあって推薦入試で落ちても、「ん~やっぱ落ちたか」くらいの気持ちで、学力試験だけに集中できました。
推薦入試は「合格できればラッキー!」くらいの感覚で臨みましょう。



学力入試に影響するくらいなら、最初から受けないというのも一つの手かもしれませんね。
「成績優秀で勉強に余力がある」という人はいいですが、それ以外の人は推薦入試にあまり期待しすぎないことをオススメします。
推薦入試に落ちたら学力試験に全振り
推薦入試に落ちたら学力試験に全振りするわけですが、この時期の受験生は1日たりともムダにはできません。
推薦入試の手ごたえは、受けた本人が一番わかっているはずです。
微妙だなと感じたなら合否を待たずして、すぐに学力試験の勉強をしましょう。
本番は学力試験です。
これまでの勉強が水の泡にならないように、一日一日を大切に。
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推薦入試に受かったら遊んでいい?
推薦入試に受かったら、受験から解放されてウハウハの気分になるのはわかります。(いや、わかりません笑)
でも、周りはまだ受験が終わったわけではないので、はしゃぐのはやめておきましょう。純粋に嫌われます。
推薦入試に受かっても、学力試験を受けるつもりで勉強を続けてください。
高専入学後、最初の授業のほとんどは、中学生の復習から始まります。
推薦入試に合格して遊んでた人は、ここで躓いて苦労することになってしまうのです。



そんな人をたくさん見てきました。
推薦入試に合格しても、勉強習慣だけは途切れないように注意しておきましょう。
まとめ|高専の推薦入試に期待するな!
高専の推薦入試について解説してきました。
推薦入試は合格できれば受験から解放というご褒美があります。
でも期待しすぎてはいけません。
あくまでも「学力試験で合格してやる!」という気持ちを忘れずに。
また、合格しても勉強習慣が途切れないように勉強は継続してください。
そうすれば、高専入学してからも授業においていかれることなく、無事に卒業まで行けるはずです!
「高専に行きたい!…でもどうやって勉強していいか分からない…」
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