高専を目指すために、中学生で塾へ通っていた人は大勢いると思います。
一方で高専に入ってから塾へ行く人は、それほど多くありません。
私が高専生の頃もクラスで塾へ行く人は一人もいなかったと思います
でも高専って
- 赤点60点
- テスト範囲が広い
- 授業スピードが早くてついていけない
- レポート課題が多い
- 留年が多い
- ‥など
勉強面ではマイナスのイメージばかりありますよね。
ではなぜ高専生で塾へ行く人はそれほど少ないのでしょうか?
そこで今回は「高専生は塾へ行くべきか」をテーマに高専OBの私が解説していきます。
高専生は塾へ行くべきか?【結論:不要】
まず私の個人的な意見となりますが、結論から言うと、高専生は塾へ行く必要ないでしょう。
高専にはクラスメイト、先輩、先生など、勉強のプロがゴロゴロいます。
しかも、いまの高専生であればLINEでグループチャットもあるはず。
私が学生だった10年以上前もラインが普及し始めたばかりでしたが、グループチャットは当時からありましたからね(笑)
過去問やノートをグループチャットで共有したり、夜中までチャットで勉強を教え合ったり、めちゃくちゃ活用していました。
なんなら今の会社よりも報連相ができていたのではないかと思うくらい(笑)
こんな感じで高専は、わからないことがあれば誰にでも聞ける環境が整っているのです。
わざわざお金を払い、塾に行ってまで勉強する必要はないでしょう。
塾へ行くのはどんな人?
では高専生で塾へ行く人というのはどんな人でしょうか。
私のクラスにはいなかったのであくまでも想像ですが、恐らくは次の2パターンかなと思います。
- 勉強についていけなくなった人
- 大学編入を考えてる人
中でも多いのはやはり「勉強についていけなくなった人」でしょうかね。
高専の授業はスピードがはやく、一般科目に加えて専門教科もあるので覚えることも多いです。
とくに数学の授業は、2年生で大学レベルの数学に突入するで有名ですね。
私の体感ですが低学年のうちに数学で躓くと、他の科目も軒並みついていけなくなります。
専門科目でもバンバン数学の知識を使いますからね。
こうして数学で躓いてどの授業もついていけなくなってきた人が、助けを求めに塾へ行くのだと思います。
塾へ行く前にやるべきこと
「高専生は塾なんか行く必要はない」
とはいっても勉強についていけない人や留年の危機にある人はそんなことも言ってられませんよね。
「グループチャットがない」「友達や先生にも聞きづらい」という人も中にはいるでしょう。
そのような人が通塾という選択肢をとることは、もちろん否定はしません。
ですが、やはりまずは勇気を出して誰かに聞くことをやってみてもらいたいです。
身近な友達や先生に聞くのが難しければ、X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋でもいいです。
もちろん私でもいいですよ!(一応塾講師のアルバイトやってましたから!中学生以下ですが笑)
あなた自身が「グループチャットを作ろう!」と発案するのもいいですね。(クラスの人気者になれること間違いなし)
大事なのは自ら行動に移して解決してみること。
これは社会に出てからも必要な能力になりますから。
塾へ行くなら目的は明確に!
それでも塾へ行きたいというなら、行ってみましょう。
それも行動の一つですからね。
もちろんお金はかかるので両親にはしっかり感謝してくださいね。
そして、塾へ行くならきちんと目的を明確にしましょう。
私も塾講師をしていたのでわかるのですが、お金を払って塾へ来ているのに、ダラダラとやる気のない生徒がたくさんいるのです。(もちろん小学生や中学低学年に多いです)
そういう子は当然伸びないし、できるまでに時間がかかります。
塾に行くだけでは頭がよくなるわけではありません。
結局は勉強なんて本人の頑張りがないと成果は出せません。高専生ならわかると思いますが。
塾へ行くなら必ず目的を明確にしてからにしましょうね。
英語(TOEIC)対策の塾はあり?
これまた私の個人的な意見ですが、もし高専生で塾へ行く必要があるとしたら英語ですかね。
基本高専生は英語が苦手なので(笑)
クラスメイトで教えられる人は少ないはず。
一方で最近では大学編入試験で英語を重視している学校が増えています。
TOEICの点数を評価する大学もありますからね。
まずは塾というよりも安価な教材やYoutubeなどで学ぶことをオススメしますが、短期間で本気で学ぶ覚悟があるなら塾もありです。
この場合も塾へダラダラと通うのではなく、例えば「TOEICで600点以上取るまで塾へ通う!」など目標を立てておくとダラダラお金を消費しなくても済みます。
そもそも高専生の塾ってあるの?
高専生は塾へ行くべきかどうかと語っていますが、そもそも高専生の塾ってあるのか疑問を持っている人も多いはず。
実はネットで探してみるとチラホラあります。
いくつかありますが、私が気になったのは以下の3つですかね。(どれもオンライン対応です)
それぞれ特徴と料金をわかりやすく表にしておきました。
どの塾が一番と言うことはありませんが、もし塾へ行こうと検討しているなら参考にしてみてください。
高専塾 | 対応科目 | 料金/月(税込) | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
ナレッジスター
| 数学 物理 | ライトプラン \19,800 | 映像授業(数学or物理) | オリジナル映像授業がいつでも何度でも見放題 学習レポートで成果を見える化 オンライン自習室で質問し放題 |
スタンダードプラン \34,800 | 映像授業(数学or物理) 学習計画サポート 保護者様への学習レポート 月間個別指導(4回) | |||
プレミアムプラン \59,800 | 映像授業(数学and物理) 学習計画サポート 保護者様への学習レポート 月間個別指導(数学4回・物理4回) | |||
高専テクノゼミ | 数学 物理 化学 英語 機械系 電気電子系 情報系 土木・建築系 化学系 その他 | 1科目プラン \26,000 | 個別指導:週1時間 科目:1科目まで | 高専塾唯一の専門科目も対応 講師の約100名が有名大学生 |
2科目プラン \44,000 | 個別指導:週2時間 科目:2科目まで | |||
3科目プラン \63,600 | 個別指導:週3時間 科目:3科目まで | |||
4科目プラン \81,600 | 個別指導:週4時間 科目:4科目まで | |||
さかのうえの塾 | 基本は数学のみ ※物理、化学、英語、電気系科目は相談の上。 | 1時間 \4,500 | LINE質問無制限 複数教科でも授業時間に対する料金のみ 教科書は高専のものでOK | 入塾料ゼロの良心的料金設定 大手塾より約3割お得 試験前だけ単発授業も可能 |
月4回 \18,000 |
まとめ|高専生ならまずは周りに助けを求めよう!
ここまで「高専生は塾へ行くべきか」をテーマに話してきました。
私の考えは「高専生に塾は不要」
勉強についていけなかったら周りに助けを求めましょう。
高専にはクラスメイトもいれば先輩もいるし教授もいます。
しかも彼らは勉強のプロフェッショナルです。
だいたい勉強できる人というのは教えるのもうまいですからね。
なによりも大人になってからも誰かに助けを求める力は必要になります。(むしろこれができる人は強みです)
誰かに聞くなんて恥ずかしい、迷惑かけちゃう、プライドが…なんて考えてしまうかもしれませんが、質問された方は案外うれしく思うものです。
安心して周りに助けを求めましょう。
では楽しい高専ライフを!